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「問題ないという大問題」
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    山口二郎法政大学教授のコラムは共感することが多いので、今週もご紹介したいと思います。

    「日本政府の要路の人々から、政策について国民に対して筋道立てて説明するという常識が廃れて久しい。その大きな理由の一つに、菅官房長官の記者会見があると思う。
    本紙(東京新聞)の望月衣塑子記者が重要な案件についての政府見解をただすべく奮闘しているが、菅長官は「問題ない」と木で鼻をくくるような返答をすることが多い。
    最近の事例では、安倍首相がテレビで辺野古のサンゴを移植したと発言したことの真偽を問われても、この返答を繰り返した。
    首相が、実現不可能なサンゴの移植を口実に辺野古への土砂投入を正当化するのは、犯罪的な虚言である。なぜ問題ないのか、その根拠を望月記者とその背後にいる国民は知りたいのだ。菅長官が問題ないという主観を語れば、現存する問題は消滅するとでも言いたいのか。そのうち、安倍首相が二足す二は五だと言いだしても、官房長官は問題ないと言うのだろう。
    権力者がこれだから、お偉方はみなそれをまねる。オリンピック招致を巡る賄賂疑惑について、竹田恒和JOC会長は、自分は関与していないと一方的に主張する「記者会見」を開いた。しかし、主観的な正当化は外国のジャーナリズムには通用しない。
    「問題ない」の蔓延は、日本の信用と国力を損なう。」
    posted by: hadojuku | - | 07:18 | comments(0) | - | - | - |